私は、実際に経理担当の仕事をしていますが、実際にどのように仕事を進めているかそ概要をまとめてみたいと思います。
ざっくり言うと、会社のお金の流れを管理記録し、業績(儲けなど)を明らかにします。この数字は社内外に活用されることとなります。
お金の流れを記録する方法としては、複式簿記を使います。具体的には、売上、仕入、経費がいくらかや、現金預金、売掛金、棚卸資産、固定資産、買掛金などを記録していきます。
★社内外への活用
社内については経営陣に数字の報告をすることで儲かっているのかや数字から見える問題点を明らかにしていきます。
社外については、第一に税務署への税の申告の際、会社の利益をもとに計算されるため数字活用されます。会社が納める税金は、消費税や法人税などがありますが、これらは経理がまとめる日々の取引がもとになります。そしてまとめた資料をもとに、顧問税理士に消費税や法人税申告書作成を依頼します。(勤める会社では、日々の取引は自社で会計入力を行い、申告書作成は税理士が行っています。このあたりは、会社によって日々の取引も税理士事務所に依頼している会社があったりすると思うので会社によります。)
他には、銀行から融資を受ける(お金を借りる)際に、銀行の審査でその会社の財務内容を調べられる際、会社の決算書類が活用されます。
★仕事での社内外との人との関わりについて
経理担当者は、黙々と机に向かっているイメージがありますが、(私も入社前はそういうイメージでした)経験してみて意外と人と話すことも多いなと感じています。
社内
例えば、社内では、顧客からの入金のことであれば営業担当に確認したり、経費の支払では関連する人すべてと話すことがあります。また支払の承認を上司に得る際もどういう支払か説明が必要なケースもあります。
社外
社外では、銀行、システム会社、税理士事務所の担当者と話すことが多いです。仕入先や顧客とは直接話すことは私の経験上あまりありません。
銀行では、借り入れがある場合は融資の相談や、銀行の決済システムに関する打ち合わせなどの際銀行の営業担当と直接話したり、電話でやりとりすることもあります。
システム会社とは、現在使っている会計ソフトの契約の際にどういう機能が必要か打ち合わせしたり、新たに導入予定の見積書の説明をシステム会社の営業担当から受けることもあります。
税理士事務所の担当者とは、税務関係の話をします。
経理担当者が会計ソフトに入力した内容をもとに作成した貸借対照表、損益計算書や総勘定元帳の内容の監査を毎月依頼しています。税務上正しく処理されているかをチェックしてもらいます。税理士事務所の担当者が会社に訪問してもらって監査するか、書類を税理士事務所へ送付して、チェックしてもらうかのどちらかです。その際、例えばとある修繕費の内訳明細の書類を依頼されたりすると、経理担当者から税理士事務所の担当者へ修繕費のもとになった請求書などのコピーを送付します。決算が近づくと必要書類をいつまでにどんな書類が必要になるかといった打ち合わせもします。私の経験上、社外の方では税理士事務所の担当者と話すことが最も多いです。
★経理の主な仕事は以下の通りです。詳細は別記事で解説していきますので、そちらも参照ください。
支払業務
入金業務
固定資産管理
経費精算
出張旅費精算
会計ソフト入力
決算業務
決算報告
繁忙期としては、月末、月初や、決算月の翌月2ヶ月、年末年始となります。
私が経験した仕事についてお話してみました。会社によっても仕事はさまざまだと思いますが、経理担当者の仕事のイメージを少しでももってもらえると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。失礼します。
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