スーパーやドラッグストアで買い物をして、ポイントが付与されることがあります。このポイントを貯めたり、買い物でポイントを消費したりします。このとき簿記の仕訳はどのようにするとよいでしょうか。家計管理の中での一例をご紹介します。この仕訳ができると、ポイントをいつどれぐらいもらって、いつどれだけ使ったか、またポイントの残高が一目で管理できるメリットがあります。
仕訳に入る前にポイントとは何かを考えてみます。まず、ポイントというのは消費者にとって後でお買い物に使えてモノやサービスを得られることになるので、一種の権利と言えます。従ってポイントは資産となります
では、具体例で仕訳を考えてみたいと思います。買い物により1月4日に1ポイント(1ポイント=1円とする)が付与されたと場合は、ポイントという資産が1増える、かつ、そのポイントは自分のもので自由に使えるものなので、純資産が同時に1増えることとなります。純資産の変動は収益としましたので、ここでは収益に名前を付けて「ポイント収入」とします。
以上より仕訳は次のようになります。
(左)ポイント 1 (右)ポイント収入 1
この仕訳を入れて、損益計算書と貸借対照表を作成してみます。
仕訳前
仕訳後
ついつい失効してしまいがちなポイントですが、これも一種の資産と考えると大事なものと考えることができます。
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